不動産投資列伝5(2)格安中古戸建には、物語があるのです。ボロ戸建てリフォーム!

不動産投資列伝
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2006年年末 12月25日

見切り発車で購入に踏み切った感じであったが、 家は火の車で金欠。 (キャッシュがない。)

165万で AAA ホームの神町さんと約束はしたものの金がない。

そこで嫁のももちゃんが急遽お母さんに借金のお願いをするのだった。

2006年12月26日

カッツ( お母さん 実はかくかくしかじかで申し訳ないのですがよろしくお願いします。)

お母さん(ももこから聞いてますよ。最近不動産投資をやってるんですってね。)

カッツ(不動産投資なんてそんな大層なものではないですよ。古い家を買って直して貸してるだけです。)

お母さん(それを不動産投資というんですよ。)

そーなんや。知らなかった。俺、不動産投資してたんや!

お母さん( うちのおばあさんも、アパートと 、M 区に事務所を賃貸で貸してましたから、うちも大家さんなのよ。)

カッツ(へーそうなんですか。 どうりでももちゃん、俺のやることに反対しないわけや、免疫あるのだろうな。)

お母さん( お金を貸すのは別に構わないけど、良い家だったら私が買おうかしら。)

カッツ( お母さん本当ですか?)

お母さん( カッツさんがいるからですよ。 何かあってもちゃんと面倒見てくれるんでしょ。)

カッツ(まあそうですね。でもまだ家も見てないので見てから考えましょう。)

2006年12月27日

物件の内覧の日です。

1回は 台所は要交換 20万、 キッチンはクロス張替え、 和室もクロス張替え、 畳新調、 トイレそのまま、 お風呂そのまま、 20万。

2階 簡単なリフォームで行けそうです 15万 。

合計55万ぐらい。

これは比較的良い物件です。

今回は借金してでも自分のものにしたい 。お母さんにはお金を借りて、 購入は次回以降にしてもらおう。お母さま、ごめんなさい。

12月29日

ここからバタバタです。

暮れも押し迫った AAA ホームの事務所は もう休日で、神町さんと司法書士の先生(桧本先生)しかいません。 売主様はまだ到着しておらず、 待つ間私は今回の件を神町さんに聞いてみました。

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すごく急な話でしたね。 何かあったのですか。

神町さん( 何か息子さんのことでお金がいるらしいです。 これ以上は 個人情報ですのであまり申し上げられませんが。)

カッツ( そうなんですか。 何か大変なことがあったのですね 。)

登記簿で物件の詳細を見ていたら、 バブルの時に二千万円のローンで買った家のようだ。 売買できるということはローンは終わっているのだろう。

しかし返済は大変だっただろうな。

2000万で買った家が165万でしか売れないのか。 誰かが得して誰かが損してる、怖いな不動産って。

そうしていると売主さんがやってきた。

手続きを粛々と進めていく。

私達も現金を支払って売主様が現金を数え終わるのを待っている。

このときいつも思う、これでよかったのか?僕の中の(リトルチキン)が僕に向かって問いかける。

誰しも大金を払うときは、ドキドキするのだ。

そうしていると、手続きがおわったようだ。

売主様が( 本当に今回は忙してすいませんでした。 ありがとうございます。 本当にありがとうございます。)

と、深くお礼を何度もしてくださった。 そのお金を袋に入れて売主様は お帰りになった。

夜の街に消えてゆく売主様の姿を見て、 ももちゃんが、( なんか大変そうな感じやね。 本当は家売りたくなかったのかも、 結構お家も綺麗やったし。)

( 大切にお家使わせてもらいます。)

そう心に誓う カッツ師匠とももちゃんであった。

物件評価(売り)〇(利)▲(状)▲(価)〇(リ)▲  即購入

         

カッツ師匠と一人は大工とももとおかあさんと神町さんと桧本先生

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