さらなる 大工技術向上のため物件を購入する事を考えていたカッツ師匠だったが。ここで、大きな問題に直面する。
嫁のももちゃんに衝撃的な告白を伝えられるのであった。
ももちゃん(カッツ君!もうお金ないよ!)
カッツ(マジで!こんなに働いてるのに?)
ももちゃん(だってないもん。)
カッツ(俺、家4軒も、持ってる大家さんやで?)
ももちゃん(でもないよ!)
2年で4軒、さすがにためたお金も、底をついたらしい。
初期の物件購入では、キャッシュフローが少ないのでキャッシュが追い付かない。
しかし、情報の波は止まらない。不動産業界あるある、レスポンシブな買い手には、続々と、ファックスや、電話が鳴る
因果なもので、那須先輩の物件購入から、わずか一か月半の年末今度はAAAホームの神町さんから情報が舞い込んだ。
神町さん(カッツ社長、急な話ですが、なんぼでもいいですから、1軒買ってくれませんか。)
カッツ(ど、どーしたんですか?そんなんゆうたら100円って言いますよ。)
神町さん(さすがに100円はちょっと。)
カッツ(じゃー、なんぼでもよくないやん。いくらやったらいいの?)
神町さん(社長!決めてください!)
カッツ(えー!じゃー、150万!)
神町さん(わかりました。一度聞いてみます。)
一度電話切って、カッツは冷静に考えた。物件見てないけど、大丈夫なのか?那須先輩のが経験値を高めていたので、なんとなく不安はなかった。
でも、見に行かないとね。あと、どうせなら、100万円で、交渉すればよかったとも、少し後悔があった。(現在の私なら80万円位の交渉をすると思う。)当時の私は、まだまだ初心者だったと思う。
その後、神町さんから電話があり
神町さん(先方が、165万円でお願いしたいと、言ってます。そこは譲れないそうです。)
カッツ(でた!なんぼでもいいからって言ってたやん?)
神町さん(そーなんですよ。売主さん事情で、そこはお願いします。)
カッツ(まーしゃあないなー。それで買うわ)安っす。ラッキー!
当時は最安200万円くらいでしたので、165万円は、破格の安さです!
神町さん(実は、条件がありまして、決済は今年中でお願いします。)
今年中って、今12月25日やで。いけんの?
なんとかお願いします。
それにしても、おいしー話やわー!。ももちゃん喜ぶやろな―。
頻繁に購入できる人ほど、信頼できる不動産屋さんなら、良い情報を持ってきてくれる。買うかどうかわからない冷やかしの人に、基本的に良い情報は当たらない。
家に帰って、報告です。
カッツ(ももちゃん、あのなー!今日なー、神村さんから電話あって、165万円で、S町の物件買うことになってん、165万円やで、すごいやろー!)ももちゃん(カッツ君!お金ないよ!)
うわ!喜ぶと思ったら怒られた。
カッツ(そやった。どうしよう?)
ももちゃん(もー!。もものお母さんに、相談してみる、だめやったら断ってね。)
そして、金欠カッツ夫妻は、さらなる物件購入のため、ももちゃんのお母さんにたよることになるのであった、、、、、、
続く、
次回、予告
暮れも押し迫る、年末決済を望む、売主様の哀愁!。お渡しした物件代金を握りしめ、夜の街に消えていく姿が、カッツとももちゃんの気持ちを引き締めるきっかけになった。
(大切におうち使わせてもらいます。)
カッツ師匠と一人は大工とももと神町さん
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